ETF売買動向＝27日前引け、純パラ信託が新高値

　27日前場の上場投資信託（ETF）および指数連動証券（ETN）の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比11.9％減の2887億円。うち、日経平均株価に連動するETF（ベアETF・レバレッジETFを含む）20銘柄の売買代金は同10.6％減の2687億円だった。

　個別では純パラジウム上場信託（現物国内保管型） <1543> が新高値。東証マザーズＥＴＦ <2516> 、ＭＡＸＩＳ米国株式（Ｓ＆Ｐ５００）上場投信 <2558> 、ＭＡＸＩＳカーボン・エフィシェント <2560> 、ＮＥＸＴ　運輸・物流 <1628> 、ＮＥＸＴ　電力・ガス電力・ガス <1627> など10銘柄が新安値をつけた。

　そのほか目立った値動きでは国際のＥＴＦ　ＶＩＸ短期先物指数 <1552> が6.47％高、ＮＥＸＴ　日経平均ＶＩ先物 <2035> が5.10％高、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　農産物上場投資信託 <1687> が4.23％高、上場中国Ａ株パンダ <1322> が3.64％高、ＮＥＸＴ　原油ベア <2039> が3.31％高と大幅な上昇。

　一方、ＮＥＸＴ　原油ブル <2038> は7.46％安、ＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ　ＷＴＩ　原油上場 <1690> は4.97％安、ＷＴＩ原油価格連動型上場投信 <1671> は4.89％安、ＮＥＸＴ　ＮＹダウ・ダブル・ブル・ドルヘッジＥＴＮ <2040> は4.81％安、サムスンＫＯＤＥＸ２００証券上場指数投資信託 <1313> は4.18％安と大幅に下落した。

　日経平均株価が401円安と急落するなか、日経平均に連動するETFでは、ＮＥＸＴ日経平均レバレッジ <1570> が売買代金1764億6000万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日における前引け時点の平均売買代金1318億2900万円を大きく上回る活況となった。

　その他の日経平均ETFではＮＥＸＴ　日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が480億6600万円、日経平均ベア２倍上場投信 <1360> が110億5100万円、日経平均ブル２倍上場投信 <1579> が80億6100万円、日経２２５連動型上場投資信託 <1321> が65億9900万円、楽天ＥＴＦ－日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が39億5700万円の売買代金となった。

株探ニュース