米農務長官 対中追加関税が発動される可能性は低い=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/12/10 02:29
 NY時間の昼になってドル円はやや買いの動きも見られ、108.65円近辺での推移となっている。インディアナ州インディアナポリスの会議でパーデュー米農務長官が発言しており、15日日曜日に期限が迫っている対中追加関税が発動される可能性は低いと述べていた。

 ドル円は狭い範囲での振幅が続いており、様子見気分が強まっている。先週は米雇用統計が強い内容となったにもかかわらず、ドル円は上げを維持できなかった。米雇用統計はかなり強い数字で、米追加利下げ期待は完全に後退したにもかかわらず、109円も200日線も維持できずに失速したことで、上値での戻り売り圧力が強くなっている印象も受ける。

 今週は重要イベントが目白押しで、その前にロングポジションを調整しておきたいといったニーズが多いのかもしれない。ただ、108円台半ばの水準は維持されており、いまのところは下押しする動きまでは出ていない。重要イベントを確認したいといったところのようだ。

USD/JPY 108.64

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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