ドル円、大陰線。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/12/03 09:45

マーケットコンディション

昨日のドル円は、109.52円で始まると、東京時間、日経平均の上昇などを受け109.72円まで上昇。ロンドン時間は、一時109.70円まで上昇するが、その後は109.60円を挟む小動き。NY時間、トランプ米大統領がブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課すとツイートすると、NYダウ先物や欧州株が下落し、ドル売り先行。11月米ISM製造業景気指数が予想49.2に対し48.1と下振れると、ドル円は108.92円まで下落し108.96円でクローズをむかえた。

ドル円、大陰線。

欧州時間開始までは、110円挑戦の流れと見ていたが、トランプ米大統領のツイート炸裂。米中通商協議に警戒感が高まり、また、ISM製造業景気指数の悪化も懸念される。
テクニカル的に、108.90円前後は、106.48円-109.28円-107.88円からの上値拡張61.8%レベルとなっており、109円台を直ぐに回復した場合は、押し目と推測するが、108円台の滞空時間が長くなると、もう一段の安値を取に来るかもしない。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想