日経VI概況：低下、主力株の買い戻しで安心感広がる

日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は22日、前日比-0.39pt（下落率2.50％）の15.18ptと低下した。なお、高値は15.57pt、安値は14.83pt。本日の日経平均は、昨日までの3日間の下落によって過熱感が薄れていたことに加え、昨日確認された下値での底堅さを受けて、先物主導で反発した。中国ファーウェイによる日本企業からの電子部品調達の拡大方針なども関連株の上昇に寄与し、日経平均の上昇をけん引した。ただ、上昇一巡後は、週末ということもあって持ち高を一方的に傾ける雰囲気にはなく、上値の重い展開となった。これを受けて、日経VIは朝方に低下して始まった後はこう着感の強い動きとなっていた。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っています。
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