シスコシステムズが下落 11-1月期の見通しが予想下回る=ダウ採用銘柄

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/11/15 00:09
 シスコシステムズが下落しておりダウ平均を圧迫している。8-10月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回ったものの、11-1月期の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。同社はソフトウエア企業への転身を図っているが、依然としてハードウエアの収益が全体の半分以上を占めている。

同社のロビンスCEOはアナリスト向け電話会議で、香港や中国、米政府、英EU離脱、中南米の不透明感などに言及し、「透明性を欠く状況では企業景況感は悪化する。透明性が長い間欠けていたため、ついに影響が出始めた」と述べた。

 今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き下げも相次いでいる。ただ、長期的見通しについては楽観的としているアナリストも多いようだ。

(8-10月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.84ドル(予想:0.81ドル)
・売上高:131.6億ドル(予想:130.9億ドル)
  ハードウエア:75.4億ドル
  ソフトウエア:15億ドル
  セキュリティ:8.15億ドル

・粗利益率(調整後):65.9%(予想:64.9%)

(11-1月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.75~0.77ドル(予想:0.79ドル)
・売上高:-3~-5%(予想:+2.68%)
・粗利益率(調整後):64.5~65.5%(予想:64.6%)

(NY時間09:57)
シスコシステムズ 44.94(-3.52 -7.26%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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