マーケットコンディション 昨日のドル円は、108.98円で始まると、東京時間、日経平均の下落を受け108.86円まで下落。その後は本邦実需の買いで109円台を回復。ロンドン時間、109円台前半で膠着。NY時間、「米中貿易交渉は農産物の購入めぐり暗礁に乗り上げた」との報道で、米国株が失速。ドル円は108.65円まで下落。
米中通商合意警戒、ドル円上値が重い。 やはり、米中通商協議は、最後まで難航しそうだ。先日トランプ米大統領が「中国との包括的貿易合意の第1段階がまとまらない場合は、対中関税を大幅に引き上げる」と述べていることから、本日も関連報道に警戒。テクニカル的には、昨日の安値108.65近辺は、11/1の107.88円から11/7の109.48円までの上昇に対し50%押し(108.68円)レベルである。押しの目処としては108.49(同61.8%)・108.25(76.4%)までが許容範囲で、107円台突入となると、大きく崩れる可能性が高まる。