ドル円、小動き継続。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/08/22 09:47

マーケットコンディション

昨日のドル円は、106.20円で始まると、東京時間は、下落で始まった日経平均が下げ幅を縮小、NYダウ平均先物や米長期金利の上昇を受け106.55円まで上昇。ロンドン時間、コンテ伊首相が辞意でイタリア政局不安が後退し、欧州株が上昇。ドル円は106.59円まで上昇。NY時間、米10年債利回りが上昇幅を縮めると、ドル円は106.34円まで下落となるが、NYダウ平均が反発した事などもあり、106.59円まで買い戻された。FOMC議事要旨では「今回の利下げはサイクルの半ばにおける調整」「幾人かの委員は柔軟性が必要だと強調」との見解が示されると、ドル円は、106.64円まで上昇し106.61円でクローズをむかえた。

ドル円、小動き継続。

昨日のドル円は反発。方向性を決める材料はなく、明日のジャクソンホール待ちとなっている。パウエルFRB議長講演では、年内残り3回のFOMCでの複数回の利下げがあるか、また、FRBの緩和姿勢はどうなるのかのヒントが出るかに注目。
テクニカル的に、反発目処を計測すると8/1の高値109.31円から8/12の安値105.05円の下げ幅に対し38.2%戻り(106.67円)レベルで高止まりしている。107円突破がトレンドの分岐点になるかもしれない。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想