アジア株 上海株は上値重い ファーウェイ取引再開のライセンス決定先送り

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/08/09 11:05
アジア株 上海株は上値重い ファーウェイ取引再開のライセンス決定先送り

東京時間10:58現在
香港ハンセン指数   26214.03(+93.26 +0.36%)
中国上海総合指数  2803.57(+9.02 +0.30%)
台湾加権指数     10494.49(台風で休場)
韓国総合株価指数  1942.41(+21.80 +1.14%)
豪ASX200指数    6575.20(+7.05 +0.11%)

アジア株は上昇、前日の米株高を好感しているもよう。8日のダウ平均は370ドル上昇、ナスダック指数は2.2%高で取引を終えた。
上海株は0.30%高。元安進行や中国PPIなど懸念材料が多く、上値の重い展開となっている。
8日の米取引終了後に「ホワイトハウスは中国が米国産農産品の購入を停止したことを受けて、米企業が中国ファーウェイとのビジネスを再開するためのライセンスに関して決定を先送りにしている」と一部で報じられた。
これを受けて米中対立激化懸念が高まっている。米株価指数は時間外で下落しており、ダウ平均は一時200ドル近く下げた。
9日10時15分に発表された中国人民元中心レートは1ドル=7.0136元と元安水準に設定したが、予想中央値である7.0158元よりも元高だったため市場の反応は限定的となっている。ただ、連日で元安が進んでいるため警戒は必要。
きょう発表された中国7月の生産者物価指数は前年比-0.3%と16年以来のマイナスとなった。一方、消費者物価指数は+2.8%と市場予想の+2.7%を上回った。

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)