反発、米国とイランの対立激化を懸念=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/07/20 05:47
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=55.76(+0.34 +0.61%)

 ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.33~0.34ドル高。その他の限月は0.38~1.03ドル高。

 米国がイランの無人偵察機を撃墜し、イラン革命防衛隊が外国籍のタンカーを拿捕したと発表しており、両国の緊張感が一段と高まったことが相場を押し上げた。取引終盤には、イラン革命防衛隊が英国のタンカーを新たに拿捕したと発表した。ただ、景気減速による石油需要の下振れ懸念が根強く、高値から押し戻されて引けた。

 時間外取引で9月限は56.49ドルまで堅調に推移したが、通常取引開始後は失速し55.12ドルまでマイナス転換する場面があった。ただ、引けにかけては買いが盛り返した。

minkabu PRESS編集部 

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