上値重く一進一退 21300-21600のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2019/07/10 08:03

上値重く一進一退 21300-21600のレンジ

●9日のNY株式市場はスリーエムの下落で、ダウは続落。アナリストが投資判断を「買い」から「中立」に引き下げたスリエームが売られ、ダウを圧迫し、3日続落で取引を終了。パウエル米連邦準備制度理事会議長の議会証言を10日に控えることもあり、手控えムードが広がった。一方、半導体株などの上昇によりナスダック指数は3営業日ぶりに反発。

ダウ工業株    26783.49(- 22.65)▼0.08%
ナスダック     8141.73(+ 43.35)△0.54%
S&P500    2979.63(+  3.63)△0.12%

●本日の日経平均は上値重く、一進一退と読む。CME日経平均先物の終値は2万1500円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1565円と比べ65円安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値は2万1510円。

日経平均株価のポイント
 ───────────
 2万1601円 200日線
 2万1565円 昨日終値
 2万1500円 CME日経平均先物
 2万1436円 75日線

●米連邦準備理事会のパウエル議長が米議会下院の金融において、5日に議会に提出した金融政策報告書を説明。金融政策の現状維持を決定した6月18~19日開催の米連邦公開市場委員会の議事要旨を公表。
 
●今週の主な予定 

10(水)
○中 6月 PPI
○中 6月 CPI
○米 5月 卸売在庫
○欧 ECB非金融政策会合

11(木)
○独 6月 EU基準CPI改定値
○米 6月 CPI
○米 7月1日週次 新規失業保険申請件数

12(金)
○欧 5月 鉱工業生産
○米 前週分 CFTC建玉明細
○中 6月 輸出入
○中 6月 貿易収支(USD)
配信元: 達人の予想