米中貿易戦争休戦報道で、ドル円108円台回復となるが。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/06/28 09:57

マーケットコンディション

昨日のドル円は、107.77円で始まると、東京時間、香港紙が「米中は貿易戦争の一時的な休戦で合意した」と報じると、株価が上昇し、ドル円は108.13円まで上昇。ロンドン時間、一時108.16円まで上昇となるが、その後は伸び悩み。NY時間、米10年債利回りが低下し始めると円買い優勢。香港紙に対し、中国外務省が「休戦合意に承知していない」との見解を示した事もあり、ドル円は107.66円まで下押し。米国内総生産(GDP)・米個人消費・米コアPCEデフレーターは、強弱まちまちとなったが反応が薄く107.78円でクローズをむかえた。

米中貿易戦争休戦報道で、ドル円108円台回復となるが。

昨日の反発は108.16円で失速。この高値は、112.39円から106.77円の下落に対する23.6%(108.09円)レベルである。反転とするなら38.2%の108.91円前後までの上昇が必要か。どちらにしても、週末イベントまでは、フライングはないのではなか。
警戒が必要なのは、週明けの動きである。首脳会談などでのサプライズで週明けの窓明けの可能性もある。
方向的には、一旦中立か。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想