米国利下げ観測で、ドル円は上値が重い。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/06/24 09:42

マーケットコンディション

先週末のドル円は、107.28円で始まると、東京時間は米国の利下げ観測や中東における地政学リスクなどで107.04円まで下落。ロンドン時間は、下げ一服。欧州圏の製造業・サービス部門PMIが好調となると、ユーロ円やポンド円が上昇。ドル円も107.50円台まで買い戻された。NY時間、6月米製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下振れると107.39円まで下押しとなったが、5月米中古住宅販売件数が予想を上振れすると107.73円まで上昇。しかし、その後は、米利下げ懸念から失速し107.33円でクローズをむかえた。

米国利下げ観測で、ドル円は上値が重い。

米中通商問題・中東の地政学リスク・米国利下げ観測と、ドル円の下げ要因が渋滞といったところか。テクニカル的には、104.83円-112.39円の押し76.4%が106.61円。109.92円-107.81円-108.79円からの下値拡張100%が106.68円となっており、107円を割り込むと106.60円台までは突っ込みそうだ。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想