株価はまだ上がる?6月19日版

著者:藤村哲也
投稿:2019/06/18 18:38

FOMCに注目

16時追記分

日経平均は361円高の21333円で終了。米中首脳会談への期待とFOMCでの利下げ方向への転換期待。引き続き、動向を注視しながらの個別株物色の流れ。格差が開く局面か?

9時5分追記分 

米中首脳会談への期待と欧州金融緩和期待でニューヨークダウは暴騰。日経平均も21223円スタート。

18日の東京市場は20972円と、21000円台を割り込んで引けました。朝方こそしっかりしていたものの、後場からは先物主導で売られていきました。相変わらず21000円前後を行ったり来たりしています。

18日19日に米国でFOMCが開かれ、その動向に注目が集まります。今後の米国景気に大きな影響を与えていきますので、注目していきましょう。

まだまだ、重要日程目白押しです。あまり決めつけず、余裕を持たせ、動きがとりやすい状態にしておくことがお薦めです。

ところで、株をやっていると仕手株に引っかかってしまう方が出てきます。仕手株はどうやって見分けるのがいいでしょう?

仕手株とは一時的には上昇しますが、上昇は一時的に過ぎず、保有を続けると損をしてしまう株を指します。

名前のよく知られていない銘柄や、普段は売買代金が1億円にも満たない株がいきなり上昇したりします。しかし、この上昇はバブルが作られているだけ。一時は上昇しますが、すぐに剥げ落ちます。売買代金が急増し仕手化します。

この仕手化してしまう株の特徴は

普段は売買代金が少なく、1億円に満たない銘柄も狙われたりします。

普段は、誰も買わない銘柄が狙われやすい(保有者が少ない銘柄は売り物が出にくいから)

上昇期間はある一定期間だけ一気に上昇する(買い需要を長い期間発生させることは出来ないから、短い期間なのです)

弾けると、大きく値下がりし、売りが売りを呼ぶ下げが来る

保有を続けると損する株

などとなりましょう。

意図的に一時的に需要を作り出すと、小型株は上昇します。これは単に需給バランスが崩れるからです。短期の需給バランスが崩れたから上がるに過ぎません。これこそバブルです。弾ける運命です。

こうゆう株を保有してしまって塩漬けになっている方や短期狙いでこうゆう株を売り買いして失敗してしまっている方は、やり方を変えて行かれることをお薦めします。こうゆう株は保有を続けると損してしまう株というのが本質だからです。



藤村哲也
ライジングブル投資顧問代表
配信元: 達人の予想