TIS、「RPA管理統制基盤サービス」を提供開始

配信元:PR TIMES
投稿:2019/06/06 12:40
「UiPath」のRPAのロボット(端末)管理サーバを独自ダッシュボードを加えてクラウド提供し、運用負荷を軽減

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下 TIS)は、RPA (Robotic Process Automation) 製品「UiPath」※1で作成したロボット(端末)を一元的に管理・統制する管理サーバ「UiPath Orchestrator」に、独自ダッシュボードを加えてクラウド提供する「RPA管理統制基盤サービス」を開始することを発表します。 ※1:「UiPath」は、UiPath株式会社の提供するRPA製品です。詳細は以下URLを参照下さい。https://www.uipath.com/ja/


「RPA管理統制基盤サービス」は、「UiPath」のロボットの管理、実行指示、タスク実行履歴、稼働率やエラー内容の確認ができる管理ツール「UiPath Orchestrator」をベースにしたクラウドサービスです。
稼働するロボットのプログラムやログの集中管理・統制と複数台のロボットを集中管理できる「UiPath Orchestrator」の基本機能に加え、独自機能として、ワークフロー別の実行件数推移、実行時間推移など、実務ですぐに活用できるダッシュボードをプリセットして提供します。

「RPA管理統制基盤サービス」を利用することで、自社でのサーバ運用無しでRPAの管理が可能となり、運用の負担が軽減されることで、企業の担当者は業務効率化に注力することが可能となります。

<「RPA管理統制基盤サービス」の構成イメージ>


TISは、RPAを用いて業務の効率化・高度化に寄与するサービス群である「ACTIONARISE Digital Workforce」のメニューの1つとして「RPA管理統制基盤サービス」を位置づけ、「RPA導入後に全体の統制が取れなくなっている」「RPAのインフラ運用要員が不足している」などの問題を持つ企業向けに提供していき、2020年までに20社の導入を目指します。

■背景
RPAは現場の業務効率化を主な目的として、IT部門が関与せずに業務部門主導で導入されることが多く、他の業務システムとは異なりIT部門のシステム管理の範疇外となっているケースが多いソリューションです。また、IT部門が協力している場合でも、RPAはサーバ側ではなく、端末側での実行が主体になることから、IT部門が運用管理に積極的に関与しないケースも見受けられます。
そのため、「IT部門が把握・管理できていない野良ロボットの増加」「ロボットの繁閑のバラつきの発生」「各現場での場当たり的なロボット活用による運用コスト増加」といった点が問題となっています。

そこでTISでは、RPAのインフラ基盤の準備や最小限のインフラ知識で導入でき、その後のサーバ運用もアウトソースできる「RPA管理統制基盤サービス」を提供し、これらの問題を解決します。

■「RPA管理統制基盤サービス」の概要
「RPA管理統制基盤サービス」は、「UiPath」で作成したロボットの管理をクラウド上のサーバから行えるサービスです。
ロボットの管理・統制を行う管理サーバの構築作業をテンプレート化しており、サーバ運用もTISへのアウトソースで一元管理できます。これにより、管理サーバ構築やサーバ運用の手間を省くことができ、ロボットの正常稼働の把握、エラー発生の検知といったIT部門のシステム運用の管理業務の負担を軽減します。「RPA管理統制基盤サービス」の特長は以下です。

1)RPAのサーバ構築・運用管理を完全アウトソース
RPAの管理サーバの構築やサーバ運用をすべてTISに任せることが可能です。利用企業は、管理サーバの管理画面から、ロボットやジョブの登録や稼働状況を確認するという「本来のRPA管理作業」に集中できます。

2)独自ダッシュボードで直感的にロボットの稼働状況を詳細に把握
TIS独自のテンプレート活用で、サービス利用開始後、以下のようなロボットの稼働状況をダッシュボードで確認できます。「UiPath Orchestrator」の標準では実現が難しい、部門別の集計や表示になども対応しています。

ワークフロー別の実行件数推移、実行時間推移
ワークフロー別の実行件数合計、実行時間合計
ワークフロー別の効果時間合計(想定)
ワークフロー別の成功率
ロボット別の期間内の繁閑
実行済ジョブ、エラーとなったジョブの明細表
カスタムダッシュボードの作成 など


3)「UiPath Orchestrator」の機能をクラウドで利用
以下の「UiPath Orchestrator」の機能をクラウドで提供します。

ロボットのスケジュール実行
ロボット、ワークフローの設置状況の確認
ロボット、ワークフローの稼働状況の確認
ロボットのライセンスの集中管理
ロボット、ワークフローの実行結果(ログ)の確認 など


<TIS独自ダッシュボードの画面イメージ>
管理サーバ機能は「UiPath Orchestrator」の機能を利用した独自のダッシュボード画面


<標準販売価格>
本サービスは、月額定額料金となります。
●月額利用料 30万円(税別)/1環境

※12ヵ月以上のご契約が前提になります
※「UiPath Orchestrator」のソフトウェアライセンス費用、ダッシュボードのソフトウェアライセンス費用は別途見積

詳細は以下を参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/rpa_uipath/index.html#press0606


■UiPath株式会社からのエンドースメント
UiPath株式会社 パートナーソリューション本部 本部長 中薗 直幸氏は以下のように述べています。
「TISにおける「RPA管理統制基盤サービス」の提供開始を心から歓迎いたします。本サービスによりお客様は「UiPath Orchestrator」のサーバ構築・運用の手間から解放されるだけでなく、ロボットの稼働状況をモニタリング可能な使いやすいダッシュボードにより高度な管理統制機能をすぐに利用することが可能となります。UiPath製品とTISの本サービスを組み合わせることによって、RPAを使ったさらなる業務効率化が実現できることを期待致します」

■「ACTIONARISE Digital Workforce」について
「ACTIONARISE Digital Workforce」は、RPAを用いて業務の効率化・高度化に寄与するサービスです。「生産性の劇的な向上/革新」、「新しい顧客体験」、「従業員満足度の向上」の実現をコンセプトとし真のデジタルワークフォースの実現に向け、各種サービスを提供することで、労働力不足、少子高齢化、働き方改革といった経営課題の解決に貢献します。順次サービス拡張を予定しており、RPAをコアテクノロジーとしてOCR、チャットボットなどの周辺テクノロジーと組合せ、より高度で幅広い業務プロセスの自動化を実現します。


TIS株式会社について
TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/


TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

【本件に関するお問合わせ先】
TIS株式会社 サービス事業統括本部 エンタープライズ営業企画ユニット
経営管理サービス営業部 経営管理サービス企画室 島田
TEL:03-5337-4345 E-mail:sol@tis.co.jp
配信元: PR TIMES

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