２４日の株式相場見通し＝米株安と円高進行を嫌気して売り優勢の展開

　２４日の東京株式市場は、前日の米株式市場でＮＹダウ平均株価が大幅安となったことに加え、外国為替市場で円高・ドル安が進行していることも嫌気して売り優勢の展開となり、日経平均株価は続落となりそうだ。２４日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１０９円５０銭台での推移となっている。

　米中貿易摩擦への警戒感が強まったことに加え、世界的な景気減速懸念を背景に米株式市場は軟調な展開となった。ＮＹダウは一時、４４０ドル強の下落となった。ＩＴ関連や資本財株の下落が目立った。アップルやアマゾン・ドット・コムが安く、アナリストの投資判断引き下げでクアルコムが下落。ボーイングやキャタピラーも値を下げた。原油価格の下落でエクソン・モービルやシェブロンも安い。半面、ジョンソン＆ジョンソンやコカ・コーラ、ホームデポが高い。ナスダック総合株価指数は、同１２２．５５９ポイント安の７６２８．２８４と続落した。

　日程面では、５月の月例経済報告、４月の消費者物価指数に注目。海外では、米４月の耐久財受注が焦点となる。（冨田康夫）

出所：minkabuPRESS