C&R社 Research Memo(2):プロフェッショナル分野に特化したエージェンシー会社

配信元:フィスコ
投稿:2019/05/16 15:22
クリーク・アンド・リバー社<4763>の会社概要

1. 会社沿革
創業者である代表取締役社長の井川幸広(いかわゆきひろ)氏が、プロフェッショナルの生涯価値向上を目的に、1990年に東京都新宿区に会社を設立。当初は、7名のテレビディレクターと映画監督という小所帯からスタートした。翌年、一般労働者派遣事業の許可を取得し、テレビ番組や映画制作分野、ゲーム、Web等のクリエイティブ分野から顧客開拓を進め、その後、1997年に医療分野、2000年にIT分野、2007年に法曹分野、2009年に会計分野、2013年に建築、ファッション分野、2015年にシェフ、プロフェッサー分野と事業領域を相次いで拡大していった。現在は15分野で25万人超のプロフェッショナル人材のネットワークを構築、知的財産の流通も含めて2万6,000社の顧客にサービスを提供している。

海外展開としては、2001年に韓国にクリエイティブ分野のエージェンシー事業会社を設立したほか、2010年に中国(クリエイティブ分野)、2016年に米国に子会社を設立している。米子会社については、(株)C&Rリーガル・エージェンシー社と開発した世界中の弁護士をつなぐSNSプラットフォーム「JURISTERRA」の米国におけるサービス展開を主な目的として設立された。また、韓国におけるエージェンシー事業については2016年に会社分割を行い孫会社となっていたが、2017年6月に連結子会社から持分法適用関連会社に異動している。なお、株式の上場は2000年で、2016年8月に東京証券取引所市場第2部から第1部に昇格している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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