ドル円、米中通商協議がらみで上値が重い。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/05/16 08:39

マーケットコンディション

昨日のドル円109.59円で始まると、東京時間、日経平均株価が軟調となる中、109.50円台から109.60円台で底堅く推移。ロンドン時間、一時109.70円まで上昇となるが、その後失速。NY時間、4月米小売売上高が予想0.2%に対し▲0.2%、4月米鉱工業生産が予想0.0%に対し▲0.5%と下振れ、109.15円まで下落。その後、「トランプ米大統領は輸入車に対する関税発動を最長6カ月延期する考え」とのニュースが入ると、NYダウ平均が上昇し、ドル円は109.69円まで上昇し、109.58円でクローズをむかえた。

ドル円、米中通商協議がらみで上値が重い。

昨日は、NY時間に、さえない米経済指標をきっかけに、109円割れ挑戦となったが失敗。
米中通商協議で、悪化の緩和的ニュースで買い戻されるが、抜本的に良くなるはずもなく上値は重い。
テクニカル的には、日足一目で三役逆転が7営業日継続中で、今のところ反転要素が見つけ難い。今週は109円台の小動となりそうだ。

遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想