明日の株式相場見通し=上値抵抗線に接近、半導体株の動向など注視
あす(18日)の東京株式市場は、上昇基調を強める日経平均株価が戻り売りをこなしながら6連騰を達成できるかが焦点となりそうだ。
17日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比56円高と連日の年初来高値を更新。昨年12月初旬以来の5日続伸となった。この日発表された中国1~3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.4%増と市場予想(6.3%増)を上回った。これを受け中国の景気減速懸念は後退した。また、日米通商協議も16日に初会合を終えたが、懸念された厳しい内容は示されなかったことも安心材料となった。
ただ、日経平均株価は昨年10月~11月に往来圏を形成した2万2500~2万2600円に近づいており「戻り売りが出やすい水準に近づいている」(アナリスト)という。また、今月末からの10連休が近づいてきており、新たな買いポジションは組みにくい状況となりつつある。このため、これから月末に向けては「米国市場に連動する程度で、様子見姿勢が強まる可能性がある」(同)とも指摘されている。来週から本格化する日本企業の決算発表も見極めたいとの意識が出てくることも確かだ。
こうしたなか、目先はいち早く決算シーズンに入った米国市場の動向が注目される。今晩のニューヨーク市場では、前日の引け後に発表されたネットフリックスの株価動向が関心を集めているほか、金融関連ではモルガン・スタンレーの決算が予定されている。また、オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングスの決算に対する反応も注目されている。ASMLの株価動向は、上昇基調を強める半導体株の行方を左右しそうだ。
今晩は米2月貿易収支などが発表される。あすは国内では目立ったイベントは無い。(岡里英幸)
出所:minkabuPRESS
17日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比56円高と連日の年初来高値を更新。昨年12月初旬以来の5日続伸となった。この日発表された中国1~3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.4%増と市場予想(6.3%増)を上回った。これを受け中国の景気減速懸念は後退した。また、日米通商協議も16日に初会合を終えたが、懸念された厳しい内容は示されなかったことも安心材料となった。
ただ、日経平均株価は昨年10月~11月に往来圏を形成した2万2500~2万2600円に近づいており「戻り売りが出やすい水準に近づいている」(アナリスト)という。また、今月末からの10連休が近づいてきており、新たな買いポジションは組みにくい状況となりつつある。このため、これから月末に向けては「米国市場に連動する程度で、様子見姿勢が強まる可能性がある」(同)とも指摘されている。来週から本格化する日本企業の決算発表も見極めたいとの意識が出てくることも確かだ。
こうしたなか、目先はいち早く決算シーズンに入った米国市場の動向が注目される。今晩のニューヨーク市場では、前日の引け後に発表されたネットフリックスの株価動向が関心を集めているほか、金融関連ではモルガン・スタンレーの決算が予定されている。また、オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングスの決算に対する反応も注目されている。ASMLの株価動向は、上昇基調を強める半導体株の行方を左右しそうだ。
今晩は米2月貿易収支などが発表される。あすは国内では目立ったイベントは無い。(岡里英幸)
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