東京株式(大引け)=132円高、内需関連に買いが集まり反発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/12/17 15:38
東京株式(大引け)=132円高、内需関連に買いが集まり反発  週明け17日の東京株式市場は、日経平均が朝方は前週末終値近辺でもみ合ったが、その後は上げ幅を広げ2万1000円台後半で強い動きを続けた。

 大引けの日経平均株価は前週末比132円05銭高の2万1506円88銭と反発。東証1部の売買高概算は13億6210万株、売買代金概算は2兆651億3000万円。値上がり銘柄数は648、対して値下がり銘柄数は1420、変わらずは60銘柄だった。

 きょうの東京市場は頑強な値動き。前日の米株市場でNYダウやナスダック指数が大幅な下げをみせたものの、目先筋の売りを吸収し、再び2万1500円台に切り返した。中国や欧州での低調な経済指標を受けて世界景気減速に対する懸念が強まっているが、日経平均は前週末に米株指数先物を横目に急落しており、きょうは目先筋の買い戻しが優勢となった。アジア株市場は高安まちまちの展開だったが、為替が取引時間中に円安含みに振れたことが投資家心理に味方した。業種別には、電力ガスや不動産、陸運、保険、建設など内需株が買いを集めたほか、半導体関連株への買い戻しも観測された、ただ、東証1部の値下がり銘柄数は全体の67%を占めるなど値上がり銘柄数を大きく上回っており、日経平均採用の値がさ株などが偏って買われた感も強い。

 個別では、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>が大幅高、ファーストリテイリング<9983.T>も買いが優勢。東京エレクトロン<8035.T>村田製作所<6981.T>なども堅調。ジャパンディスプレイ<6740.T>が商いを伴い大幅続伸、クミアイ化学工業<4996.T>はストップ高となった。鎌倉新書<6184.T>イオンファンタジー<4343.T>も高い。レノバ<9519.T>も上昇。日本ハム<2282.T>が買われ、東京電力ホールディングス<9501.T>関西電力<9503.T>など電力株の上げも目立った。

 半面、資生堂<4911.T>が軟調、日立製作所<6501.T>も安い。ホシザキ<6465.T>が続急落となったほか、RS Technologies<3445.T>正栄食品工業<8079.T>日本CMK<6958.T>はいずれもストップ安に売り込まれた。IDOM<7599.T>西松屋チェーン<7545.T>などが大きく値を下げ、サイバネットシステム<4312.T>シュッピン<3179.T>も下落した。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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