ドル円は21日線を維持 欧州通貨の売りがサポート=NY為替
NY時間に入ってドル買いが優勢となるなか、ドル円は113.30円付近での推移となっている。きょうも欧州通貨の売りが先行しており、相対的にドル買いが優勢でドル円はサポートされている。東京時間やロンドン時間には伸び悩む動きも見せたものの、113円台はしっかりと維持しており、21日線付近での推移を続けている。米株が買い戻されていることも安心感を呼んでいるようだ。
きょうは米中貿易問題への懸念が緩んでいる。中国の劉鶴副首相がムニューシン米財務長官やライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と電話で協議し、中国は自動車関税を40%から15%に引き下げる方向で動いていると伝わっている。今月初めにトランプ大統領が表明していた通り。
CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは、来年の利上げはあっても1回との見方が有力となるなか、米利上げ期待は依然として後退したままだが、欧州通貨の弱さがドル以上に目立ち、ドル円をサポートしているようだ。
ただ、上値は依然として重く114円台を再度目指す動きまでは見られていない。
USD/JPY 113.29
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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