ターゲットが下落 コスト負担が利益圧迫=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/11/20 23:52
 ターゲットが下落。寄り付き前に8-10月期決算を発表しており、既存店売上高が予想を若干下回ったほか、1株利益が予想を下回った。売上高は好調だったものの、粗利益率が昨年から低下するなどコスト負担が利益を圧迫していることが浮き彫りとなっている。サプライチェーンへの投資が重しとなっているようだ。会社側は年末商戦への期待がこれまで以上に高いことから、通期利益見通しを据え置いている。

 eコマースでの販売は49%増加し、既存店売上高を1.9%押し上げた。一方、取扱高は5.3%増加したものの客単価は0.2%減少。美容・ベビー用品が堅調だったほか、トイザラス破綻の影響で玩具が好調だった。会社側は売り場を増やして対応しているものの、市場はそれに伴う設備投資の増加を懸念しているようだ。

(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:5.1%増(予想:5.2%増)
・1株利益(調整後):1.09ドル(予想:1.12ドル)
・売上高:178.2億ドル(予想:178.0億ドル)
・粗利益率:28.7%(予想:29.6%)

(11-1月・第4四半期見通し)
・既存店売上高:約5%増

(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.30~5.50ドル(予想:5.48ドル)

(NY時間09:42)
ターゲット 70.26(-6.89 -8.93%)

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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