チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
ピジョン <7956> 【 担当者変更→2+】
「国内外でベビー用品販売が好調、上期は2桁増益、通期計画上振れを見込む」
投資評価「2+」で同社のカバレッジを開始する。以下の理由から堅調な株価にはなお上昇余地があると見ることによる。(1)中間決算では構成改善による粗利益率向上や海外3事業の好調などが評価できる、
(2)通期計画過達が見込める、(3)主要国内ベビー・ママ事業及び中国事業の好調が牽引し引き続き堅調が業績展開が期待できる、
(4)日本及び中国でのビジネスモデルの成功をベースとした横展開による成長市場の需要取り込みなどにより中長期的にも成長余地が大きいと見ること、などによる。
予想ROE:21.4% PBR:11.7倍、来期予想PER: na倍、来期予想EPS成長率:na%株価(9/21終値):5,850円
Fモデルによる理論株価:na円(9月19日by高田悟)
豊田合成 <7282> 【 2+→2+】
「計画を下方修正、一過性の要因が主因であり懸念は不要と考える」
19/3期上期(4-9月)及び通期計画下方修正を同社は発表。期初予想から上期営業利益を75億円、通期営業利益を65億円下方修正した。上期に独禁法関連損失を約66億円計上する予定となったことに加え、北海道胆振東部地震によるトヨタ自動車 <7203> の生産停止の影響を勘案したことによる。下期(10-3月)にトヨタの挽回生産を見込むため通期予想の修正額は上期修正額を下回る。
予想ROE:6.3% PBR:1.0倍、来期予想PER:11.6倍、来期予想EPS成長率:35%株価(9/21終値):2,697円
Fモデルによる理論株価:3,048円(9月21日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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