米利上げとなるが、ドル円失速。

著者:遠藤寿保
投稿:2018/06/14 10:12

マーケットコンディション

昨日のドル円は、110.34円で始まると、東京時間はFOMCを控えながらも堅調となり110.68円まで上昇。ロンドン時間、一時110.71円まで上昇となるが、その後はポジション調整で110.34円まで下押し。NY時間、注目のFOMCでは、政策金利は0.25%の利上げが決定。年内の金利見通しも3回から4回。声明文もややタカ派的となり、ドル円は111.84円まで上昇。しかし、その後、WSJ紙が「米国政府は早ければ15日にも中国製品への関税を準備」と報じると、ドル円は110.27円まで反落し、110.35円でクローズをむかえた。

米利上げとなるが、ドル円失速。

予想通りの米利上げだったが、111円台挑戦とはならなかった。米国通商問題は、ドル円上昇のブレーキとなっている。本日はECB理事会である。ことらは債券購入策終了の決定となるかが焦点。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想