京都銀行は4連騰、同社が588万株(4.15%)保有する任天堂が堅調

投稿:2017/04/24 14:56

 京都銀行[東1](8369)は、前週21日854円(+2円)と4営業日続伸しています。

 同社は株式の含みが銀行界トップクラスと言われていますが、588万株(4.15%)保有する任天堂(東1:7974)が売買代金トップで堅調な動きとなっていることが、株価を刺激している面が強く感じられます。

 相場全体も底堅い動きとなっていますから、買い安心感を与えていると思われます。

 京都銀行は3月13日に3か年中期経営計画を発表済みで、最終年度にあたる2020年3月期に、連結最終利益を17年3月期見通し比10.5%増の200億円以上とし、顧客から預かる預金残高を8兆円(28年3月期末=7兆2122億円)へ増やす数値目標を掲げています。これを見直されている面もあると思われます。

 京都銀行は「つなげる」をテーマに、取引先企業に事業拡大のビジネスマッチングを行ったり、個人の顧客には子会社の京銀証券を含めた多様な金融商品を紹介したりするなどし、金融関連サービスの充実・強化で収益拡大を図る方針です。

 関西アーバン銀行と、みなと銀行、近畿大阪銀行が18年4月に経営統合する見通しで、資産(16年9月末)は11兆6000億円を超え、関西地区では単純に京都銀行を抜いて首位に立つことから、地銀再編が加速する中、好財務内容の京都銀行の動向は注目されます。

 京都銀行が保有する任天堂[東1](7974)の上昇は、露払い的な動きと見ることもできます。

 今後、日電産[東1](6594)や京セラ[東1](6971)、村田製[東1](6981)など保有銘柄も上昇し、京都銀行の中期計画遂行の側面支援となるか注目していきたい。

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リンク記事:トリケミカル[JQ](4369)が連日上場来高値、カリスマ投資家の取得で上昇に弾み(2016年3月31日)
リンク先:https://money.minkabu.jp/55136

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■トリケミカル[JQ](4369)
1130円紹介(2016/3/31)→2547円(2016/10/26)まで上昇

 今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
 
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配信元: みんかぶ株式コラム