日本銀行は10月31日の午後1時40分ごろに第2弾の金融緩和を発表しました。追加緩和の発表後から日経平均株価は大きく上昇を続け、前日比755円高の1万6413円で取引を終えています。あのサプライズから1週間が経過しましたが、株価は上昇を続けています。
そこで、前回の金融緩和と何が異なるのかを検証してみました。
2013年4月4日の異次元緩和
前回の金融緩和を行った2013年4月4日以降、日経平均株価は4月8日まで3日続伸し、翌日の4月9日はわずかばかりの反落となったものの、上昇トレンドをキープし続けていました。緩和発表前の(3日:1万2634円)の終値から12日の終値(1万3485円)まで緩やかに続伸を続けていました。
2014年10月31日(ハロウィン緩和)
今回の2014年10月31日の金融緩和は発表後、日経平均株価は急激に上昇を続け、3日間で1303円もの上昇を演じました。前回の金融緩和時と比べて、今回は非常に短期間で大きく上昇し、高値は17,044円を付けましたが、11月6日(木)には16,972円まで反落した結果となりました。
個別銘柄動向で比較
また個別銘柄で見てみると、昨年は不動産株の主力の三井不動産(8801)や銀行株の三井住友フィナンシャルグループ(8316)、ノンバンクのアイフル(8515)などが買われていました。
今回の金融緩和では、ノンバンクのアイフル(8515)やオリコ(8585)などは前回のときと同様大きく上昇していました。一方、前回との違いは、大和証券グループ本社(8601)などの証券株が上昇を演じていたことにあります。
今回の金融緩和で、急激に日経平均が上昇したことに伴う手数料収入の増加を先取りした展開となりました。
前回と共通した展開となる場合、金融緩和によって長期金利が低下し、住宅市場も恩恵が出る不動産株なども上昇する展開となる可能性も高そうですね。
現状為替(ドル円)が1人歩きをしています。ドル円は、緩和発表前は109円台前半でしたが、1週間たった本日11月7日は、6円近くも円安に進んでいます。
しかしながら、日経平均は急激な上昇の反動からか、ドル円の動きに連動することなくやや冴えない展開となっています。
しかし、これこそがチャンスではないでしょうか!!
日銀の金融緩和はまだ始まったばかりで、上昇相場は今後しばらく続くと予想されます。
目先、18,000円はもちろん、海外のヘッジファンドなどは2万円というこえも聞こえていますし、ロイターや東洋経済等の金融系メディアを探せば、多くのそういった記事が出てきます。
■東洋経済ONLINE 「露骨になってきた、「公的相場操縦」の行方
日経平均株価は2万円以上が確実に?」
http://toyokeizai.net/articles/-/52704
昨年のアベノミクス相場に乗り遅れた方も、これから投資を始めようとする方も、まだおそくはないでしょう!
それは、昨年の日経平均株価のチャートを見れば、上昇が1か月半以上も続いたことから予想できます!
金融緩和で物価が上昇してしまいますが、日銀がくれたハロウィンのお菓子は想像以上に豪華なものです!
この上昇のチャンスを掴み、来年に迫る消費増の増税に対抗しましょう!!
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