注目銘柄ダイジェスト(前場):マクニカ富士、ジンズメイト、ACCESSなど

配信元:フィスコ
投稿:2018/03/05 11:59
マクニカ富士<3132>:2382円(-431円)
大幅続落で下落率トップ。公募増資の実施を発表しており、目先の需給懸念や希薄化を嫌気する動きが優勢になっている。190万9100株の公募増資、並びに、オーバーアロットメントによる売出に伴う上限211万1300株の第三者割当増資、自己株処分423万900株、既存株主による793万5800株の売出などを行う。希薄化は最大で発行済み株式数の6.8%に当たる規模となる。発行価格決定期間は3月12日から15日までの間。


ジンズメイト<7448>:911円(+104円)
大幅反発で上昇率トップ。先週末に発表した月次売上動向がポジティブなインパクトにつながっている。既存店売上高は前年同月比23.9%増で、7カ月連続のプラス成長となった。客数が同5.2%増、客単価が同17.8%増と上昇している。防寒アウターや冬小物の消化が進んだほか、インバウンド需要によりスポーツブランドなどの春物も順調だったもよう。今3月期に入って最大の伸び率となっている。


ACCESS<4813>:999円(-115円)
大幅続落。18年1月期業績の修正を発表している。営業利益見通しは8.00億円から4.13億円(17年1月期は5.99億円)へと引き下げた。従来の増益予想から一転、減益となったもよう。売上高は計画を上回る見込みだが、利益面では国内事業のIoT(モノのインターネット)分野において将来の事業成長に向けた低粗利の戦略的な受託開発案件の受注が増加したこと、粗利率の低いIoTセンサーデバイスの仕入れ・販売が伸びたことなどが響いた。


アインHD<9627>:7590円(+420円)
大幅続伸。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は前年同期比49%増の143億円となり、11-1月期では同31%増の59億円であった。4月には薬価及び調剤報酬引き下げの影響が出てくるが、それを考慮しても通期予想には上振れ余地が高まったとの見方に。調剤は低採算店舗の閉店などの効果が顕在化、物販は旗艦店舗の新宿東口店の黒字化に加えて新店が好調であったもよう。


ファーストリテ<9983>:41770円(+790円)
反発。先週末に2月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比5.1%増、2カ月ぶりにプラスに転換した。客数は同0.2%増、客単価は同4.8%上昇している。月前半に気温が低く推移したことで、「ヒートテック」や「ウルトラライトダウン」など冬物商品が好調だったもよう。また、中旬以降は春物商品が順調に立ち上がり始めている。前月はマイナスに転じ株価の調整要因にもなったため、買い安心感が先行する形に。


明豊エンター<8927>:807円(+62円)
大幅反発で昨年来高値更新。たな卸資産の譲渡を発表している。賃貸アパートメントブランド「MIJAS(ミハス)」事業として推進していた10物件となる。譲渡価額総額は27.89億円。引渡予定日は5物件が4月末、もう5物件が7月末となる。同社は18年7月期の営業利益を前期比3.2倍の21.70憶円と予想している。今回のリリースを受けて業績期待が改めて高まった面もあるようだ。


ラクス<3923>:3355円(+195円)
急反発。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は3月31日(実質的には30日)。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の更なる拡大を図る。株価は朝方、2月2日に付けた上場来高値3500円に迫る3470円まで上昇する場面があった。


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配信元: フィスコ

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