東京株式(大引け)=127円高、円安追い風も輸出セクターに売り圧力残る

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/03/29 15:45
 29日の東京株式市場は朝方買い優勢で始まった後、日経平均株価は伸び悩み一時マイナス圏に沈む場面もあったが、後場終盤に買い直される展開となった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比127円77銭高の2万1159円08銭と反発。東証1部の売買高概算は13億2442万株、売買代金概算は2兆5507億5000万円。値上がり銘柄数は1328、対して値下がり銘柄数は669、変わらずは82銘柄だった。

 きょうの東京市場は反発したものの上下に不安定な動きをみせた。朝方は外国為替市場で1ドル=106円台後半まで急速に円安が進行したことを受けリスクを取る動きが先行した。北朝鮮の金正恩委員長の訪中に伴い朝鮮半島情勢を巡る緊張が緩和したことがドル買い・円売りの背景となった。しかし、米国ではハイテク株比率の高いナスダック指数の下げが目立ち、円安局面にも関わらず、東京市場でも半導体関連など輸出セクターへの売り圧力が継続、日経平均株価は後場に入り前日終値を下回り2万1000円台を割り込む場面もあった。引けにかけて海外投資家とみられる買い戻しなどが寄与して再浮上したが、上げ幅は前日の下げ幅の半分以下にとどまった。業種別ではサービスや食料品、建設、小売など内需に買いが集まった。

 個別ではファーストリテイリング<9983.T>が高く、キーエンス<6861.T>も買われた。リクルートホールディングス<6098.T>が買い優勢。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が上値追い、花王<4452.T>も物色人気となった。メンバーズ<2130.T>が急騰、クリーク・アンド・リバー社<4763.T>ニチイ学館<9792.T>も高い。ヤーマン<6630.T>が商いを伴い大幅高、オプトホールディング<2389.T>も上昇した。

 半面、武田薬品工業<4502.T>が急落、パナソニック<6752.T>も大幅安。ソニー<6758.T>ファナック<6954.T>なども軟調。豊和工業<6203.T>石川製作所<6208.T>が大きく値を下げたほか、ブイ・テクノロジー<7717.T>レノバ<9519.T>なども下値を探る展開に。楽天<4755.T>が軟調、セイコーエプソン<6724.T>なども売りに押された。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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