東京株式(大引け)=165円安、米の保護貿易主義への懸念背景に反落

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/03/07 15:43
 7日の東京株式市場は、先物主導で日経平均は方向感の定まらない値運びとなり、後場は売りの勢いが強まり一段安となった。

 大引けの日経平均株価は前日比165円04銭安の2万1252円72銭と反落。東証1部の売買高概算は14億6744万株、売買代金概算は2兆7361億9000万円。値上がり銘柄数は617、対して値下がり銘柄数は1368、変わらずは85銘柄だった。

 きょうの東京市場は、先物に振り回され、方向感の定まらない展開で上下にブレの大きい展開を余儀なくされた。前日の米国株市場でNYダウが小幅続伸したことや、北朝鮮が非核化について対話姿勢をみせたことで地政学リスクが後退、これが好感されるとみられたが、外国為替市場で円高が進行したことが重荷となった。米国家経済会議のコーン委員長の辞任表明でトランプ米大統領が打ち出す保護主義に対する警戒感が再び強まったことから朝方は売り優勢だったが、その後、個人投資家などの押し目買いなどで持ち直してプラス圏に浮上する場面もあった。しかし、後場は取引開始直後に大口の売りが出て下げ幅を拡大。また、鉄鋼や機械株への売りが下げ圧力を助長した。米株価指数先物が大きく下に振れていたことも、買いを手控えさせる背景となった。

 個別では、任天堂<7974.T>が下落、ファーストリテイリング<9983.T>も安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが値を下げ、ファナック<6954.T>キーエンス<6861.T>も売られた。豊和工業<6203.T>石川製作所<6208.T>などの防衛関連が急落したほか、アイロムグループ<2372.T>の下げも目立っている。神戸製鋼所<5406.T>が安く、ホシデン<6804.T>、昭和電工<4004.T>も下落した。

 半面、ブイ・テクノロジー<7717.T>が大幅高、資生堂<4911.T>も買い優勢。アイ・エス・ビー<9702.T>が値上がり率トップに買われ、アクセル<6730.T>も値を飛ばした。オプトホールディング<2389.T>が活況高となり、マクロミル<3978.T>が上昇、サイバーエージェント<4751.T>カプコン<9697.T>なども物色人気となった。ペプチドリーム<4587.T>も上値を追った。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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