東京株式(大引け)=260円高、米株高を背景に後場買い戻しの勢い強まる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/02/26 15:57
 週明け26日の東京株式市場は米株高を受けリスクを取る動きが強まった。日経平均株価は上値の重い局面もあったが、後場買い直され2万2000円台で着地した。

 大引けの日経平均株価は前週末比260円85銭高の2万2153円63銭と続伸。東証1部の売買高概算は12億4254万株、売買代金概算は2兆2469億2000万円。値上がり銘柄数は1352、対して値下がり銘柄数は621、変わらずは86銘柄だった。

 実質3月相場入りとなったきょうの東京市場は朝方から大きく買い優勢に傾いた。米長期金利の上昇一服とVIX指数の低下が投資家の不安心理を後退させている。前週末の米国株市場では、NYダウが大幅高となったのをはじめ主要株価指数が軒並み上昇、これを受けて主力株中心に広範囲に買いが続いた。日経平均2万2000円台は戻り売り圧力も強く、前場後半は急速にドル安・円高に振れる外国為替市場を横目に伸び悩む場面もあった。しかし、後場に入ると為替が円高水準で推移しているにも関わらず再び買いに厚みが加わる展開に。海外ヘッジファンドとみられる先物へのショートカバーが利いて現物株市場も上げ足を強める形となった。もっとも実需の買いは限定的とみられ、売買代金は盛り上がりを欠いており2兆2000億円台にとどまった。

 個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が高く、トヨタ自動車<7203.T>ファナック<6954.T>もしっかり。久光製薬<4530.T>が大幅高となったほか塩野義製薬<4507.T>武田薬品工業<4502.T>など医薬品株が上昇した。また、北沢産業<9930.T>が高水準の商いをこなし続急伸、日本通信<9424.T>も買われた。メンバーズ<2130.T>も値を飛ばしたほか、スターティア<3393.T>東陽倉庫<9306.T>も人気。宇部興産<4208.T>日本エム・ディ・エム<7600.T>も高い。

 半面、日本電産<6594.T>が軟調、東海カーボン<5301.T>も値を下げた。ブイ・テクノロジー<7717.T>が売られ、田中商事<7619.T>市光工業<7244.T>が急落、gumi<3903.T>ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>も大幅安となった。日本冶金工業<5480.T>ヨータイ<5357.T>も下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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