東京株式(大引け)=156円高、NYダウ上昇を受け不安心理が後退

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/02/23 15:42
 23日の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均株価は途中伸び悩む場面はあったものの、一貫して下値を切り上げ、大引けはこの日の高値圏で着地した。

 大引けの日経平均株価は前日比156円34銭高の2万1892円78銭と反発。東証1部売買高概算は11億9800万株、売買代金概算は2兆2514億円。値上がり銘柄数は1562、対して値下がり銘柄数は455、変わらずは50銘柄だった。

 きょうの東京市場は、終始買いが売りに勝る展開だった。前日の米国株市場では、10年債利回りの低下や原油市況高などを好感してNYダウが160ドル強の上昇をみせた。しかし、ハイテク株比率の高いナスダック指数が小幅安かったことからリスク選好ムード一色というわけではなかった。為替も1ドル=106円台後半の推移と円高傾向に振れており、寄り後は日経平均がいったん値を消す場面もあった。しかしその後は、改めて買い直される展開に。全体の76%に当たる銘柄が上昇し、業種別でも33業種中、値下がりは小売、精密機器の2業種のみにとどまった。ただ、週末ということもあって売買代金は2兆2000億円台と盛り上がりを欠いた。

 個別では、東証1部上場企業なかで断トツの売買代金をこなした任天堂<7974.T>が大幅高となったほか、キーエンス<6861.T>TDK<6762.T>なども買われた。トヨタ自動車<7203.T>も堅調。有沢製作所<5208.T>が大幅高に買われ、トクヤマ<4043.T>が物色人気、インベスターズクラウド<1435.T>星光PMC<4963.T>北沢産業<9930.T>なども値を飛ばした。

 半面、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が軟調、花王<4452.T>も値を下げた。宇部興産<4208.T>が急落したほか、資生堂<4911.T>も売りに押された。スターティア<3393.T>フランスベッドホールディングス<7840.T>が大幅安、ブレインパッド<3655.T>enish<3667.T>の下げも目立った。アダストリア<2685.T>エムスリー<2413.T>も水準を切り下げた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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