28日の株式相場見通し=北朝鮮情勢懸念や円高進行などを嫌気して売り優勢

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/11/28 08:38
 28日の東京株式市場は、北朝鮮がミサイル発射準備を進めているとの報道や、不安定な中国株市場への警戒感などから売り優勢の推移となりそうだ。ただ、このところの日経平均株価は2万2500円水準を挟んでのこう着状態が続いており、値動きが小幅にとどまる可能性もある。28日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=111円を挟む水準と、前日に比べて円高・ドル安が進行している。

 27日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比22.79ドル高の2万3580.78ドルと続伸した。前週後半からスタートした年末商戦が好調な滑り出しとなったことから、これを好感してアマゾン・ドット・コムなどの小売り関連銘柄を中心に買いが優勢となった。スダック総合株価指数は、前週末比10.639ポイント安の6878.521と5日ぶりに反落した。

 日程面では、飲食業界に特化した人材紹介事業・求人広告事業のクックビズ<6558.T>が東証マザーズに、環境・エネルギー関連機器、動力・重機関連機器および防災・安全関連機器の製造・販売を手掛けるポエック<9264.T>、福祉用具の製造・販売の幸和製作所<7807.T>は東証ジャスダック市場にそれぞれ新規上場する。

 このほかに、11月の月例経済報告に注目。海外では、パウエル次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長の指名公聴会、経済協力開発機構(OECD)経済見通し、米9月のS&Pケース・シラー住宅価格指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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