NTTが続伸、量子コンピューター開発で関連株も強く刺激◇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/11/21 09:30
 NTT<9432.T>が続伸で5800円近辺のもみ合いを上に抜ける兆しをみせている。同社は20日「量子コンピューター」を試作し、27日から利用を無償公開することを発表、これが買いを誘っている。同社は国立情報学研究所や内閣府などと共同で開発を進めてきたが、米グーグルなどの方式とは異なる国産機を実現したことで俄然マーケットの注目が集まった。

 量子コンピューターはこれまでのコンピューターの基本コンセプトである「01」の世界から離れ、量子力学的な重ね合わせによる極微の世界で起こる物理現象を活用して並列コンピューティングを実現させるというもので、スーパーコンピューターですら数千年も要する演算をわずか数時間もしくは数分間で完結するともいわれている。民間企業ではNTTのほか富士通<6702.T>もグループを挙げての「選択と集中」のなか量子コンピューター分野に積極的に取り組んでいる。きょうは、量子コンピューター関連として注目されるフィックスターズ<3687.T>が前日のストップ高に続き上昇、エヌエフ回路設計ブロック<6864.T>は16%を超える上昇をみせたほか、前日値幅制限上限まで上値を伸ばしたYKT<2693.T>はきょうもカイ気配のまま水準を切り上げる展開。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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