東京株式(大引け)=6銭安、米株軟調と円安一服受けわずかに反落

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/10/31 15:54
 31日の東京株式市場は売り先行で始まった後、下値を拾う動きや海外筋とみられる買い戻しが入り、日経平均株価は戻り足をみせた。結局、わずかにプラス圏には届かなかったものの、前日終値とほぼ同水準で引けた。

 大引けの日経平均株価は前日比6銭安の2万2011円61銭とわずかに反落。東証1部の売買高概算は18億8801万株、売買代金概算は3兆5298億4000万円。値上がり銘柄数は1073、対して値下がり銘柄数は864、変わらずは94銘柄だった。

 きょうの東京市場は売り優勢でスタート、過熱感が意識されるなか、前日の米国株市場が安かったことや外国為替市場で円が強含んだことで利益確定売りが誘発された。しかし、朝方の売り一巡後に日経平均は一貫して下げ幅を縮小する強い足をみせた。ソフトバンクの大幅下落が足を引っ張ったが、個別物色意欲は旺盛で日経平均もじりじりと水準を切り上げる展開に。日銀の金融政策決定会合は現状維持を決め、これは織り込み済みとはいえ、買い安心感につながった。日経平均は引け際の攻防で前日終値を挟んで右往左往する展開となったが、結局わずかながらマイナス圏で着地。月間騰落は19勝2敗となった。もっとも、きょうは値上がり銘柄数が値下がりを大きく上回っており、実質的にはプラス引けの地合いだったといえる。売買代金は特殊要因があった前日には及ばなかったが、3兆5000億円台と高水準だった。

 個別では、任天堂<7974.T>が売買代金3700億円と突出しており株価も1000円近い上昇、ソニー<6758.T>も高い。デンソー<6902.T>ファナック<6954.T>も上値指向となった。日本郵船<9101.T>によるTOBが発表された郵船ロジスティクス<9370.T>はストップ高。タダノ<6395.T>も一時値幅制限いっぱいに買われた。横河ブリッジホールディングス<5911.T>ファンケル<4921.T>が値を飛ばし、ホソカワミクロン<6277.T>マーベラス<7844.T>も大きく買われた。

 半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が大幅安、トヨタ自動車<7203.T>も軟調。花王<4452.T>が大きく値を下げ、コマツ<6301.T>も売りに押された。ぐるなび<2440.T>ペッパーフードサービス<3053.T>が急落、スタートトゥデイ<3092.T>カルビー<2229.T>なども大幅下落となった。リコー<7752.T>イビデン<4062.T>なども下値を探る展開となった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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