東京株式(大引け)=232円安、米株急落を受けリスク回避姿勢強まる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/08/18 15:49
 18日の東京株式市場はリスク回避の売り圧力が高まるなか、日経平均株価は大きく水準を切り下げ、フシ目の1万9500円を割り込んだ。

 大引けの日経平均株価は前日比232円22銭安の1万9470円41銭と大幅安で3日続落。東証1部の売買高概算は16億7173万株、売買代金概算は2兆1223億8000万円。値上がり銘柄数は279、値下がり銘柄数は1672、変わらずは72銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック指数ともに大幅安となったことを受けて主力株をはじめ幅広く売りがかさむ展開となった。日経平均が終値ベースで1万9500円を下回ったのは5月2日以来約3カ月半ぶり。トランプ米大統領の政権運営に対する不透明感やスペイン・バルセロナでのテロ事件発生が前日の米国株急落につながり、東京市場でもリスク回避姿勢が強まった。外国為替市場では1ドル=109円台前半と円高が進行、これも輸出株中心に買いを手控えさせる要因となった。日銀のETF買いへの思惑から、前場は下げ渋る動きをみせたが、前週に続き今週も海外ファンド筋が先物を通じて売りを出しているとの観測も出るなか、後場に売り直される形となった。東証1部の8割以上の銘柄が下落、売買代金は2兆円を上回った。

 個別では、任天堂<7974.T>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが安く、トヨタ自動車<7203.T>など自動車株も売りに押された。ソニー<6758.T>、新日鉄住金<5401.T>なども値を下げた。新日本理化<4406.T>が利食われたほか、gumi<3903.T>は値下がり率トップに売られた。SMK<6798.T>ユニデンホールディングス<6815.T>大同特殊鋼<5471.T>も下落した。

 半面、東京エレクトロン<8035.T>がしっかり、アサヒグループホールディングス<2502.T>も堅調。ダブル・スコープ<6619.T>が値を飛ばし、ヤマシンフィルタ<6240.T>ステラ ケミファ<4109.T>なども買われた。石川製作所<6208.T>が上昇、THEグローバル社<3271.T>も大きく上昇した。アクリーティブ<8423.T>ペッパーフードサービス<3053.T>も高い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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