東京株式（前引け）＝続伸、欧米株高受けてリスク選好の流れ

　２日前引けの日経平均株価は前日比８２円８７銭高の２万６８円６６銭と続伸。前場の東証１部の売買高概算は８億２７８３万株、売買代金概算は１兆１６１３億４０００万円。値上がり銘柄数は１０４１、対して値下がり銘柄数は８４８、変わらずは１３１銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が総じて強い動きを見せていたことでリスクを取る動きが継続し、日経平均は２万円台を回復した。２万円台では戻り売り圧力も顕在化し日経平均株価は朝高後に伸び悩んだが、１０時過ぎから再び上値を慕う展開となった。為替は１ドル＝１１０円台半ばで取引時間中は円安方向に振れたことも、輸出株中心に追い風となったようだ。鉄鋼や電機セクターなどに買いが集まった。

　個別では村田製作所<6981.T>、日本電産<6594.T>が買われ、キーエンス<6861.T>も上昇。ジェイ　エフ　イー　ホールディングス<5411.T>、安川電機<6506.T>なども高い。保土谷化学工業<4112.T>が大活況で一時ストップ高となった。ルック<8029.T>も商い急増のなか値を飛ばし前場値上がり率トップに買われた。イーレックス<9517.T>も物色人気。半面、ソニー<6758.T>が軟調、住友電気工業<5802.T>も売りに押された。寿スピリッツ<2222.T>が急落したほか、デサント<8114.T>、サンリオ<8136.T>、ニチレイ<2871.T>なども大きく下げた。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）