【7月28日予想】米長期金利低下でまたしても円高…今日気になる業種はコレ!= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/07/27 19:00

リスク回避の動きが強くなる可能性も

7月27日の日経平均の動き:

27日の日経平均は続伸、前日比29円48銭高となった。。
日本電産や任天堂など好決算を発表した銘柄に買いが入り、一時2万176円と年初来高値の2万230円に近づいたが、その後利益確定売りが先行し伸び悩んだ。
民進党の蓮舫代表が辞意を漏らしていると伝わっており国内政治の不透明感が出始めたことも売り圧力を強めたもよう。


7月27日15時時点の為替相場:

円相場は、27日15時24分時点では1ドル=111円12~13銭と、前日17時時点に比べ71銭の円高・ドル安水準で推移。
日本時間未明に出されたFOMC後の声明で、物価の現状認識が前回よりも弱気になったとされ米長期金利が低下、日米金利差の縮小が意識されドル売りが進んだ。
前日比で円高に向かっているため日本株の上昇圧力が弱まってもおかしくない状況であることから、7月28日の日本株は【大幅安になる】と予測する。


7月28日の相場の見通し:

為替が円高方向に進んでいる今、円高の進行により下落するおそれのある外需株への投資はリスクが高いと考えられる。
そのような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円高時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。

<円高メリット業種>
※2003~2005年の円高進行時において特に上昇傾向が強かった業種

1.石油・石炭製品(前週比-0.40%)
2.鉄鋼(同-0.78%)
3.ガラス・土石製品(同-0.81%)
4.建設(同-1.52%)

これらのうち建設業は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想