東京株式(大引け)=123円高、米株高と日銀“現状維持”で安心感も

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/07/20 15:51
 20日の東京株式市場は、やや買い優勢で始まった後も強い動きを続け、日経平均株価は前場後半と後場寄りの2回にわたり水準を切り上げる展開となった。

 大引けの日経平均株価は前日比123円73銭高の2万144円59銭と続伸。東証1部の売買高概算は16億5097万株、売買代金概算は2兆1144億6000万円。値上がり銘柄数は1491、対して値下がり銘柄数は399、変わらずは133銘柄だった。

 前日の米国株市場ではNYダウをはじめ主要3指数がいずれも最高値を更新、WTI原油価格も上昇基調にあり、これを受け東京市場も買い優勢で始まったが、朝方は為替の円高を嫌気して上値も重かった。しかし、前場後半に買い優勢となり日経平均は一段高。さらに昼休み時間中に日銀の金融政策決定会合で現状維持を決めたことが明らかとなり、流動性相場の継続期待から後場寄りにもう一段水準が切り上がった。来週から本格化する国内企業の4~6月期決算発表を前に、好業績期待も株価を後押しした。日本時間今晩にECB理事会の結果とドラギ総裁の会見を控えるが、後場は売り方の手仕舞いを誘う形で上昇圧力が強まった。東証1部の74%の銘柄が上昇、業種別にもほぼ全面高となった。売買代金は2兆円を上回ったが、引き続き盛り上がりを欠いている。

 個別では、TDK<6762.T>村田製作所<6981.T>が買われたほか、日立製作所<6501.T>SUMCO<3436.T>も堅調。安永<7271.T>がストップ高となり、マクロミル<3978.T>も値を飛ばした。ブロードリーフ<3673.T>東海カーボン<5301.T>が上昇、ダブル・スコープ<6619.T>も高い。北陸電気工業<6989.T>が水準を切り上げ、VOYAGE GROUP<3688.T>中外製薬<4519.T>なども値を上げた。

 半面、任天堂<7974.T>が軟調。enish<3667.T>gumi<3903.T>が大幅安、KLab<3656.T>ディー・エヌ・エー<2432.T>も下値を探るなどゲーム関連に売りが目立つ。ファーストリテイリング<9983.T>も下落した。サニックス<4651.T>が値を下げ、UKCホールディングス<3156.T>日本電気硝子<5214.T>アイスタイル<3660.T>なども売られた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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