東京株式（前引け）＝過熱感からの利益確定売りに反落

　２６日前引けの日経平均株価は前日比５１円０２銭安の１万９７６２円１１銭と反落。前場の東証１部の売買高概算は７億６０４６万株、売買代金概算は１兆１８１億５０００万円。値上がり銘柄数は４８３、対して値下がり銘柄数は１３９０、変わらずは１４２銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、米国株市場が上昇基調を強めているものの、目先過熱感からの売りが先行した。為替が１ドル＝１１１円台半ばと円高含みに推移していることも足を引っ張っている。日銀のＥＴＦ買いなどに対する期待もあり、下値では押し目買いニーズが強く下げ幅も限定的となった。

　個別では、任天堂<7974.T>が売買代金トップで大幅高。エムアップ<3661.T>も値を飛ばしている。ソフトバンクグループ<9984.T>も売り物をこなしてしっかり。サイバーリンクス<3683.T>がストップ高に買われ、マーベラス<7844.T>も大幅高。日本ライフライン<7575.T>、メンバーズ<2130.T>も物色人気。半面、リクルートホールディングス<6098.T>が売りに押され、ＪＲ九州<9142.T>も軟調。日本アジアグループ<3751.T>が大きく利食われたほか、ペプチドリーム<4587.T>、関西ペイント<4613.T>も安い。マネーパートナーズグループ<8732.T>、安藤ハザマ<1719.T>も値を下げた。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）