午前：債券サマリー 先物は小反発、日銀会合の結果発表を前に小動き

　２７日午前の債券市場で、先物中心限月６月限は小反発。米長期債相場が反発した流れを引き継いで始まったが、日銀金融政策決定会合の結果発表を前に上値は限定的だった。

　債券先物は１５１円０１銭でスタートし、高値は１５１円０４銭、安値は１５１円００銭と小幅なレンジで推移した。米政権は現地時間２６日に、法人税率を３５％から１５％に引き下げることなどを盛り込んだ税制改革案を発表したが、事前の報道に沿った内容だったこともあり、同日の米債券市場では売り材料出尽くしと受け止められた。

　午前１１時の先物６月限の終値は前日比４銭高の１５１円０２銭。出来高は４６３１億円だった。１０年債の利回りは前日に比べ横ばいの０．０１５％、２０年債は同０．００５％低下の０．５６５％だった。


出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）