東京株式(大引け)=73円高、先物主導で3日ぶり反発も戻り足鈍い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/04/03 15:54
 3日の東京株式市場は終始買い優勢の展開で、日経平均株価は先物主導で一時約160円の上昇をみせたが、大引けにかけて伸び悩んだ。

 大引けの日経平均株価は前週末比73円97銭高の1万8983円23銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は20億1502万株、売買代金概算は2兆2691億9000万円。値上がり銘柄数は1087、対して値下がり銘柄数は804、変わらずは121銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前週末までの2日間で日経平均が約300円強の下落をみせていた反動もあり、リスクを取る動きが再燃、新年度初日の上昇は5年ぶりとなった。前週末の米国株市場ではNYダウが反落したものの、為替は1ドル=111円台前半の推移と円高一服となったことが、買い安心感につながり主力株をはじめ幅広く押し目買いが入った。日経平均は先物高に追随し一時160円弱上昇したが、その後は国内外機関投資家とみられる利益確定売りに押され、大引けは1万9000円台に届かなかった。売買代金は売買活況の目安とされる2兆円を12営業日連続で上回っている。

 個別では、任天堂<7974.T>が商いを伴い大幅高、東京エレクトロン<8035.T>も買われた。北の達人コーポレーション<2930.T>日本電子材料<6855.T>が値を飛ばしたほか、ワイエイシイホールディングス<6298.T>も物色人気に。上組<9364.T>フィード・ワン<2060.T>が活況高、インターアクション<7725.T>三陽商会<8011.T>も上昇した。マツモトキヨシホールディングス<3088.T>も高い。

 半面、売買高トップの東芝<6502.T>が安く、ソニー<6758.T>も売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが冴えず、第一生命ホールディングス<8750.T>も軟調。沢藤電機<6901.T>大幅安、ブロードリーフ<3673.T>の下げも目立つ。トランザクション<7818.T>ヤマシンフィルタ<6240.T>などが大幅安となった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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