【井川純一の今夜も兜町で一杯】ちょびっとだけ手前味噌

　３月１６日（木曜日）の日経平均株価は１２円７６銭高の１万９５９０円１４銭と３日ぶり小反発。プラス圏で引けましたが、う～ん覇気のない相場が続きます。ＮＹダウなど主要指数が上昇、ＷＴＩ原油先物価格も８日ぶりに急反発したことで期待感らしきものもあったのですが、いかんせん米ＦＯＭＣを受け米長期金利が低下、為替が１１３円台前半と円高進行で、「なんだかなぁ…」といった感じの相場になってしまいました。
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　ここ、精神がたるんでいるせいか、銘柄チェックが甘くなっている。せめて、ここで取り上げた銘柄については目を配っておかねばならないのだが、ついぞ目をはなしてしまう。いかんよなぁ。

　例えば、昨年１１月２５日付当欄「非行禁止三原則なのである」で、さらっと書いた日鉄鉱業<1515.T>だが、当日終値が４９１５円だったものが、今年２月１６日にはザラ場高値で６４００円と結構上がっていた。当欄では、喫煙室用のプラズマ脱臭機を扱う同社に注目したわけだが、居酒屋などでの禁煙・分煙が急加速するなか、まだまだ出番はあるような気がしなくもない。ちなみに株価は、現在５７００円近辺で推移している。まあ、ちょびっとだけ手前味噌をさせていただいたが、しょせん相場は運否天賦、正直なところどうなるかなんて、分かるはずもない。

　今日の相場で目を引いたのがドラッグストア関連株。今日１６日付の日本経済新聞が、「ドラッグストアの売上高が２０１６年度、百貨店を上回る見通しになった」と伝えており、その成長性を改めて評価した買いを引き寄せた恰好。薬王堂<3385.T>、ゲンキー<2772.T>、ウエルシアホールディングス<3141.T>、マツモトキヨシホールディングス<3088.T>、ツルハホールディングス<3391.T>など一連のドラッグストア関連株が買われたわけだが、いまや百貨店超えるですかぁ、世の中変わるもんです。

　まあねぇ、当方なんざドラッグストアにはしょっちゅう顔をだすけれど、デパートときたら女房の荷物持ちに、いやいや付き合わされる程度。この荷物持ち、ホントに苦痛なんだけれど、嫌そうなそぶりを少しでも見せようものなら、地獄の責め苦が待っているわけで、ここは我慢あるのみなのよねぇ。もう一度だけ書かせてもらうが、ホントやだわぁ。

　話は脱線したが、ドラッグストア関連株に再び脚光が当たり始めたようである。
《ＫＣ》

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）