東京株式(前引け)=円安など背景に堅調も薄商いで上値重い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/03/09 11:52
 9日前引けの日経平均株価は前日比29円7銭高の1万9283円10銭と小幅反発。前場の東証1部の売買高概算は7億9971万株、売買代金概算は8738億9000万円。値上がり銘柄数は1145、対して値下がり銘柄数は661、変わらずは195銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場が軟調だったものの、米長期金利の上昇を背景としたドル高・円安の流れを好感して主力株中心に買い優勢で始まった。ただ、あすにメジャーSQ算出を控え、市場には警戒感も底流しており、買い一巡後は徐々に伸び悩んだ。欧州時間9日にECB理事会が開催されることも模様眺めムードにつながっている。前場の売買代金は9000億円を下回るなど低調だった。

 個別では任天堂<7974.T>の上値追い継続、オリンパス<7733.T>も高い。トヨタ自動車<7203.T>ブリヂストン<5108.T>も堅調。アルファ<3434.T>が大幅高、神栄<3004.T>SUMCO<3436.T>も物色人気となった。オハラ<5218.T>も高い。半面、JR九州<9142.T>が安く、新日鉄住金<5401.T>も冴えない。東芝<6502.T>が大幅安、横河電機<6841.T>エムアップ<3661.T>さくらインターネット<3778.T>なども下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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