東京株式(大引け)=171円高、米株高と円安受けフシ突破も後半伸び悩む

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/03/02 16:02
 2日の東京株式市場は前日の米株高を受けて朝方から大きく買いが先行し、日経平均株価は今年の高値を更新したものの、後場に入り伸び悩んだ。

 大引けの日経平均株価は前日比171円26銭高の1万9564円80銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は22億1038万株、売買代金概算は2兆5328億8000万円。値上がり銘柄数は1457、対して値下がり銘柄数は421、変わらずは124銘柄だった。

 きょうの東京市場は、主力株を中心にリスクを取る動きが加速した。トランプ米大統領の議会演説が無難に通過したことを受け、前日の米国株市場ではNYダウが今年最大の300ドルを超える大幅高をみせ、未踏の2万1000ドル台乗せを達成、さらに外国為替市場では、米3月利上げの可能性が高まったことを背景にドル買いの動きが強まり、1ドル=114円台に円安が進行、これがポジティブ材料となった。日経平均は寄り付きに今年の高値を更新し、昨年12月から続いていたボックス相場上限を突破、一時270円強の上昇で1万9668円まで上昇したが、前日に米株高に先立って上昇をみせていたこともあって買い一巡後は上値が重くなり、後場に入り上げ幅を縮小している。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が売買代金断トツで上値を追ったほか、第一生命ホールディングス<8750.T>も高い。東芝<6502.T>が堅調、三井金属<5706.T>村田製作所<6981.T>なども買いを集めた。ワコム<6727.T>が活況高となり、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>も物色人気を集めた。低位株ではエコナックホールディングス<3521.T>が急動意し値上がり率トップとなった。

 半面、任天堂<7974.T>が軟調、昭和電工<4004.T>は急落した。リクルートホールディングス<6098.T>も冴えない。ソフトブレーン<4779.T>が利益確定売りに押され、KLab<3656.T>も安い。日新電機<6641.T>、日本車両製造<7102.T>なども下落した。ダブル・スコープ<6619.T>TOWA<6315.T>ピーシーデポコーポレーション<7618.T>なども値を下げた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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