米系大手証券、今後の世界経済見通し
JPモルガン証券は、今後の世界経済の見通しについて「当社は世界経済に対して慎重ながら楽観的な見通しを維持している。インフレの加速は企業業績にとっての追い風となるので設備投資が堅調に伸びる一方、家計にとっては実質購買力を奪うことになるので消費が減速する。これらの強弱材料が相殺して、2017年中は2013年から2016年の平均(年率3%弱)並みの成長が続くだろう。米国の経済政策は、いい意味でも悪い意味でも、米国および世界経済に大して影響しないことを当社は想定している」としている。
一方、今後のリスク要因については「無論、今後数カ月でみてもリスクは上下にある。PMIなどをみると、第1四半期には上振れリスクがあるように窺われるが、米国では名目小売売上げが予想以上に堅調だったものの、総合CPIが加速したこと、自動車販売・光熱費が弱かったことから、1月の実質消費は減少したと予想される。今後も税還付の弱さや信用環境の引き締めが下押し要因となりそうだ。中国の自動車販売も1月は急落。世界的にみて消費の落ち込みは予想外に大きいかもしれない。なお、原油価格にも、米国の在庫が積み上がっていることからみて、下振れリスクが高まった」としている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
一方、今後のリスク要因については「無論、今後数カ月でみてもリスクは上下にある。PMIなどをみると、第1四半期には上振れリスクがあるように窺われるが、米国では名目小売売上げが予想以上に堅調だったものの、総合CPIが加速したこと、自動車販売・光熱費が弱かったことから、1月の実質消費は減少したと予想される。今後も税還付の弱さや信用環境の引き締めが下押し要因となりそうだ。中国の自動車販売も1月は急落。世界的にみて消費の落ち込みは予想外に大きいかもしれない。なお、原油価格にも、米国の在庫が積み上がっていることからみて、下振れリスクが高まった」としている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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