トヨタなど自動車株が安い、円高進行に加えトランプ保護主義政策にも警戒感◇
トヨタ自動車<7203.T>、日産自動車<7201.T>、富士重工業<7270.T>など自動車株の下値模索の展開が続いている。外国為替市場では足もと円高が進行、1ドル=112円台後半で推移しており、為替感応度の高い自動車株セクターは輸出採算の改善期待が後退している。また、トランプ米大統領の保護主義的な政策に対する懸念も強まっている。トランプ大統領は23日、TPPから離脱する大統領令に署名したほか、「米国の自動車は日本国内で販売が増加していないのに、日本は米国に何十万台も輸出しているのは公正ではない」という趣旨の発言をし、日本を名指しで批判的な姿勢を明確にした。これを受け、自動車メーカーは今後の対応に苦慮するのではないかとの思惑が売りを誘っている格好だ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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