ラクオリア、前期経常を赤字縮小に上方修正

　ラクオリア創薬 <4579> [ＪＱＧ] が1月5日大引け後(18:30)に業績修正を発表。16年12月期の経常損益(非連結)を従来予想の9.1億円の赤字→8.8億円の赤字(前の期は17.9億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の経常損益も従来予想の6.7億円の赤字→6.4億円の赤字(前年同期は8.9億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は平成22年12月に、Entyceの動物用医薬品としての全世界における商用化に関する導出契約をアラタナ社と締結しており、この度の試験開始及び最近の業績動向等を踏まえ、平成28年11月４日に公表いたしました通期個別業績予想の修正を行うことといたしました。主な増減要因といたしましては、事業収益が、上記Entyceの猫の長期毒性試験開始に伴うマイルストン収益の計上等により45百万円増加することとなりました。事業費用は、外部への業務委託等により16百万円増加することとなりました。以上の結果、事業収益705百万円（前回発表予想値660百万円）、営業利益△816百万円（前回発表予想値△845百万円）、経常利益△881百万円（前回発表予想値△910百万円）、当期純利益△888百万円（前回発表予想値△917百万円）に修正することといたしました。当社は今後もアラタナ社との連携をより強固にし、必要とされる支援を遅滞なく実施するよう務めると共に、今後のマイルストン収益および継続的なロイヤルティ収益の獲得を目指して尽力して参ります。※ 将来の事象に関わる記述に関する注意業績予想につきましては、発表時現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後起こりうる様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。