東京株式(大引け)=3円高、売り買い交錯も小幅に7日続伸

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/12/14 15:32
 14日の東京株式市場は利益確定売りと押し目買いが交錯、前日終値を挟んでの攻防となり結局、日経平均株価はわずかながらプラス圏で着地している。

 大引けの日経平均株価は前日比3円09銭高の1万9253円61銭と小幅ながら7日続伸。東証1部の売買高概算は20億4511万株、売買代金概算は2兆5448億5000万円。値上がり銘柄数は695、対して値下がり銘柄数は1165、変わらずは136銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝方はやや買い先行で始まったものの続かず、小幅プラス圏とマイナス圏を往来する展開で売り優勢の時間帯が長かった。前日の欧米株市場は総じて上昇、米国株市場ではNYダウが7日続伸で最高値更新を続けるなど好調な値動きをみせたが、足もと過熱感が意識される東京市場は、為替の円安一服などを受けて利益確定売りに押された。日本時間15日早朝に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が判明することもあって、積極的な買いは見送られた。下値では海外投資家の買いなどが引き続き流入しているもようで、底堅さも発揮したが、値下がり銘柄数は1100を超えており、TOPIXは小幅マイナス圏で着地している。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が断トツの売買代金をこなし約2年ぶりの高値圏に買われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>もしぶとく売り物を吸収し前日比プラスで引けた。日本電産<6594.T>ブリヂストン<5108.T>も買いが優勢に。安永<7271.T>は調整一巡から買い直されストップ高。日本CMK<6958.T>コロプラ<3668.T>などが商いを伴い値を飛ばした。パイオニア<6773.T>も活況高。

 半面、SMC<6273.T>が大幅安で下値模索を続け、三菱商事<8058.T>も安い。任天堂<7974.T>も軟調でトヨタ自動車<7203.T>も冴えない。アサツーディ・ケイ<9747.T>ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>が急落、第一三共<4568.T>日本通信<9424.T>などにも売りが目立った。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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