「日経平均は19017.27円、為替は116.46円が上値メド」
週末の日経平均は47.81円高の18381.22円で取引を終了した。朝方は強含む場面もあったが、後場に入ってからいったんマイナス圏へ下落。それでも引けにかけては、やや持ち直した。円安を受けて、自動車株が堅調に推移する一方、銀行株や中小型の材料株には軟調なものが目立った。連騰が続いていることで、先駆した銘柄には利益確定の売りが出やすかったようだ。
日経平均の日足チャートは高値圏で十字足が出現。強弱感の対立を示唆しており、ここで利食い売りをこなしているようだ。「健全なもみ合い相場」の色彩が濃く、上昇相場は継続しているとみられる。短期的には下方の窓下限(18175.63円)までの下落余地があるが、この窓が有効な下値支持帯として機能すると思われる。
円相場が1ドル=113円台に下落したとあって、輸出企業、特に自動車株には採算改善期待の買いが積極的に入っている。トヨタ(7203)など時価総額上位銘柄が上昇しやすくなっており、全体相場に好影響を与えている。
日経平均は上方の窓(18951.12円―19017.27円)までの上値余地がある一方で、ドル・円相場は1ドル=116.46円あたりが戻りメドとして意識されている。日経平均であと630円、ドル・円相場であと3.3円程度の上昇余地があり、節目に到達するタイミングが「同時」となる可能性もある。かなりリアリティのある水準であり、そういった目線で相場を眺めるべきであろう。
あとは、日柄的な問題であるが、イベントして重要なのはやはり12月14日の米FOMCの結果発表だ。ここでFRBが利上げを実施すれば、ある意味「材料出尽くし感」が出る。一連上昇相場が一服する可能性が高く、チャート上の節目とリンクするかもしれない。当然、株価は先行して動くことから、前倒しで戻り高値をつける公算は大きい。あと1週間前後で高値をつけたあと、いったん調整に向かう――そんなシナリオが有力視される。
それでも投資家のスタンスは「強気」を維持するしかないだろう。今、述べたのはあくまでも「短期的な目標値」であり、ここで止まる保証は何もないからだ。目標値をあっさり突破し、20000円乗せ、為替は1ドル=120円台に突入――なんてことも十分にあり得る。自分で勝手に上値メドを決めずに、チャートが弱気転換するまで、この流れに乗り続けるしかない。
日経平均の日足チャートは高値圏で十字足が出現。強弱感の対立を示唆しており、ここで利食い売りをこなしているようだ。「健全なもみ合い相場」の色彩が濃く、上昇相場は継続しているとみられる。短期的には下方の窓下限(18175.63円)までの下落余地があるが、この窓が有効な下値支持帯として機能すると思われる。
円相場が1ドル=113円台に下落したとあって、輸出企業、特に自動車株には採算改善期待の買いが積極的に入っている。トヨタ(7203)など時価総額上位銘柄が上昇しやすくなっており、全体相場に好影響を与えている。
日経平均は上方の窓(18951.12円―19017.27円)までの上値余地がある一方で、ドル・円相場は1ドル=116.46円あたりが戻りメドとして意識されている。日経平均であと630円、ドル・円相場であと3.3円程度の上昇余地があり、節目に到達するタイミングが「同時」となる可能性もある。かなりリアリティのある水準であり、そういった目線で相場を眺めるべきであろう。
あとは、日柄的な問題であるが、イベントして重要なのはやはり12月14日の米FOMCの結果発表だ。ここでFRBが利上げを実施すれば、ある意味「材料出尽くし感」が出る。一連上昇相場が一服する可能性が高く、チャート上の節目とリンクするかもしれない。当然、株価は先行して動くことから、前倒しで戻り高値をつける公算は大きい。あと1週間前後で高値をつけたあと、いったん調整に向かう――そんなシナリオが有力視される。
それでも投資家のスタンスは「強気」を維持するしかないだろう。今、述べたのはあくまでも「短期的な目標値」であり、ここで止まる保証は何もないからだ。目標値をあっさり突破し、20000円乗せ、為替は1ドル=120円台に突入――なんてことも十分にあり得る。自分で勝手に上値メドを決めずに、チャートが弱気転換するまで、この流れに乗り続けるしかない。