【11月24日予想】上昇の勢いが徐々に弱まる。今日注目の業種は?= フェアトレード 田村祐一

著者:田村祐一
投稿:2016/11/22 18:57

そろそろ利益確定売りが出やすくなると想定

*前日の値動き*
11月22日の日経平均は前日比56円92銭高となり、1日を終えました。
5日続伸で10カ月半ぶりの高値となりましたが、朝方に福島県沖で地震が発生したこと、23日が勤労感謝の日で米国でも24日が祝日であることなどから前場は小動きに留まり、トランプ次期米大統領がTPP離脱を明言したことも重しとして意識されたようです。


*為替相場の動き

一方、22日大引け後の為替は15時41分時点では1ドル=110円98~99銭と、前日17時時点に比べ7銭の円安・ドル高水準で推移しています。
方向感が無く、様子見ムードが強まっている様子です。
この流れを受け、24日以降の日本株はどっちつかずの値動きとなる可能性があるでしょう。



*為替を受けての相場の展望

為替の動向がはっきりしない今、影響を受け易い銘柄への投資はリスクが高いと考えられるでしょう。
そう考えると、相対的に内需株の注目が高まってくる可能性が期待できるでしょう。

【為替感応度の低い業種】
○銀行(前週比+6.16%)
○保険(同+3.27%)
○電気(同+0.93%)
○ガス(同+0.93%)

※上記は、2003~2005年の円高進行時や、2013~2015年の円安進行時に、
 あまり値動きが左右されなかった業種です。

上記が、為替によって株価が影響を受けづらかった業種の一例です。

中でも、電気・ガス業はここ1週間であまり上昇していませんので、
これから人気化の兆しがあっても、おかしくないと考えます。



*結論*
これらの内容を踏まえ、11月24日のスタンスは【同水準となる】と予測します。
中でも、直近あまり上昇していない電気・ガス業は統計的に見ても為替の影響を受けづらかったことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想