東京株式(大引け)=56円高、円安一服も買い意欲旺盛で利益確定売りこなす

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/11/22 15:54
 22日の東京株式市場は朝方やや売り先行で始まったものの、その後は徐々に買いが優勢となり日経平均はこの日の高値圏で引けている。

 大引けの日経平均株価は前日比56円92銭高の1万8162円94銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は19億609万株、売買代金概算は2兆1727億9000万円。値上がり銘柄数は1210、対して値下がり銘柄数は650、変わらずは127銘柄だった。

 前日の米国株市場ではNYダウをはじめ主要3指数がいずれも最高値を更新したものの、きょうの東京市場は寄り前に福島県や茨城県などで最大震度5弱の地震が発生したこともあって、朝方は利益確定の売りに押される展開だった。外国為替市場で円安が一服したことも買い手控え感につながった。ただ、下値では買い意欲旺盛で日経平均は容易に崩れない。その後は前日終値をまたいで小浮動を繰り返したが、後場に入ると、今の需給関係の良さを暗示するように次第に買いが厚みを帯びた。トランプ次期米大統領の打ち出す保護主義政策への警戒感から自動車や工業製品を手掛ける銘柄の一角には売りがかさんだが、一方で原油先物価格の急伸を背景にエネルギー関連や非鉄株が買われ、全体相場を支えた。

 個別では、任天堂<7974.T>が7日続伸、ソニー<6758.T>も堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも若干買い優勢のまま着地した。東京テアトル<9633.T>がストップ高に買われたほか、安永<7271.T>も値幅制限上限まで上値を伸ばし買い物を残した。ルック<8029.T>ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>など低位株の上昇が目立つ。テンプホールディングス<2181.T>も物色人気。

 半面、トヨタ自動車<7203.T>など自動車株は軟調。ファナック<6954.T>も冴えない。東海運<9380.T>が急落、アイロムグループ<2372.T>アイ・オー・データ機器<6916.T>も大きく利食われた。エンシュウ<6218.T>が売りに押され、リンクアンドモチベーション<2170.T>SUMCO<3436.T>の下げも目立つ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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